樹木を伐採し製品とする工程においていろいろな欠点が見受けられるようになります。この欠点は、木材が自然の中で成長する過程で、風雨、土壌、気温、湿度、日照などが複雑に影響して起こるものですが、 うまく利用すれば木の持つ独特の自然風合いがさらに増しま。 次に木材の主な欠点について説明
腐れ くされ)

腐朽菌によって木材組織が破壊される現象で、木材の強度を低下させます。しかし屋久杉の腐れはハスランマとして用いられています。
ヤニ

樹木が成長していく過程で、風、地震などにより、冬目と夏目の間に亀裂が生じ、そこに長期間、樹木の粘液がたまってできます。
虫穴

樹木につく虫が皮の表面から中へ入ると、白太から赤味まで喰い穴があきます。またキツツキによってできた穴や成長の過程で起こる巻込みに虫が入り込み、そこを中心として木を食い荒らすこともあります。
白太 (しらた )

樹木の成長の過程、人間に例えれば子供の頃にできるもので、樹木の皮の下にあるヌルヌルした粘液が、やがて白太を形成し、成長とともに赤味に変化していきます。白太は心材部分に比べて淡色で虫が着きやすく、腐りやすい性質があります。
青太 (あおた)

変色菌によって辺材部分が青く変色したものです。
入皮 (いりかわ )

樹木が成長するときにできる表面の傷や、枝折れ、表面の皮の巻込みなどによってできます。
根杢 (ねもく)

樹木の根元のところにできる、根張り杢のことをいいます。根杢を効果的に利用したものに、杉の格天井板(ごうてんじょういた)があります。


樹木が成長する過程で、樹幹内に枝が巻き込まれてできたものが節です。節のうち、周囲の組織とつながっていて抜け落ちることのないものを生節(いきぶし)といいます。一方、枯死した枝が樹皮をつけたまま樹幹に取り込まれ、周囲の組織と密着していないものを死節(しにぶし)といいます。死節は板材にした場合、乾燥収縮して抜け落ちてしまうことがあります。これを抜節(ぬけぶし)といいます 。
葉節 (はぶし)

節の成長とともに伸長成長し、その先端を伸ばしていく休眠芽が、局部的に発達してできた生節を葉節といいます。